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2007年02月17日

もうすぐお正月

もうすぐ、お正月!

え?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、2月18日の日曜日は、旧正月(春節)なんですね。

英語で、Chinese New Year

Lunar New Year(農暦新年)ともいいますね。

今でも、中国、韓国、ヴェトナム、台湾などを中心に、世界各地で祝われているのです。

中国系の多いサンフランシスコやシリコンバレーでも、毎年、旧正月が近づいてくると、パレードやフェスティバルが開かれるよ、といった賑やかなニュースが聞こえてきます。

この辺りで一番大きなものは、何週間かあとに開かれるサンフランシスコの中国パレードなんですが、お祝い好きのアメリカ人にとっては、どこのお祭りであろうと、大歓迎なのです。


シリコンバレーに住む中国系の方とお話したら、彼女は旧正月をとっても楽しみにしていました。日本と似ていて、お正月には、ご馳走を食べてお祝いをするんだとか。

以前、「旧正月のご馳走」というお話で、ヴェトナム系の親友の旧正月を描いてみましたが、やはり、中国でも、腕によりをかけてご馳走を準備するのでしょうね。

ヴェトナムでは、ひと昔前までは、一週間かけてお正月料理を作っていたんだというお話でしたが、変化の激しい中国でも、きっともうそんなに時間をかける人はほとんどいないのかもしれませんね。

中国の新年のご馳走は、本来は、旧年と新年の境である午前零時に食べるのだそうです。けれども、シリコンバレーでは、もうすっかりアメリカのライフスタイルに同化してしまって、前夜みんなでわいわいと、パーティースタイルでいただくようです。

お話した彼女は、「わたしは前日の土曜日は仕事で忙しいから、仕事が終わって、お友達の家に直行するのよ。だから、もうお料理は全部できあがってるの」と、うきうきした声で仰せでした。


みんなで集まって飲んだり食べたりのあとは、テレビの特別番組を観るそうです。

そう、ちょっとローカルな話になってしまいますが、サンフランシスコ・ベイエリアには、アジア系専門のテレビ局KTSFというのがあって、日本や中国、それから、ヴェトナム、フィリピン、韓国、インドと、あらゆるアジア系言語の放送を流しているのです。
 1980年、わたしが初めてサンフランシスコにやって来た頃には、すでに放送が始まっていたので、もう30年くらいはやっているのでしょうね。

そして、この旧正月、いつもは、土曜日と日曜日のゴールデンアワーは日本語放送なのですが、このときばかりは、中国語放送のオンパレード。

なんでも、日本の紅白歌合戦のような番組があって、歌ばかりじゃなく、芸や漫才も飛び出すバラエティー番組なんだそうです。
 土曜日は、中国の「紅白歌合戦」。そして、日曜日は台湾の「紅白歌合戦」だそうで、シリコンバレーの中国系の人たちは、これをとっても楽しみにしているんですね。

まあ、テレビ番組って、祖国の薫り満載ですものね。


さて、翌日の旧正月当日は、比較的静かなようで、昼間、軽く餃子を食べたりするそうです。

餃子といえば、わたしはいつも、中国・西安の餃子専門店を思い出すんです。

餃子のコース料理が、ほんとに芸術品のようでした。

おもしろいことに、外側を見ると、中身が何だかわかる仕組みになっているのです。

たとえば、くちばしの付いた鳥さんは、鴨。緑の顔の蛙さんは、なんと、カエルの肉なのです!(カエルさんは、びっくり仰天で写真を撮るのを忘れました。)


そうそう、旧正月といえば、こんなことを聞いたことがあります。ヴェトナムでは、年が明けてからの訪問には、とくに気を遣ってしまうと。
 どうしてって、「あの人が今年最初の訪問客だったから、今年は調子が悪いのよ」なんて言われたくないからだとか。

中国でも、そんな言い伝えはあるのでしょうか?今度、聞いてみましょう。

今年は、「猪の年(the Year of the Boar)」。

「豚の年(the Year of the Pig)」とも言いますよね。

なんだか、中国では、金の豚の飾りが飛ぶように売れているそうですが、そういえば、お話した中国系の方のオフィスにも、金の豚くっきりの赤いカレンダーが貼ってありました。

赤は縁起がいいので、新年には、何か赤いものを身につけるといい、とも言われているそうです。
 逆に、白はいけませんよ。白はお葬式を思い起こしますからね。

どこの国でも、新年の縁起かつぎは、大事ですよね。


今年は、世界中で、春の花が早くほころびているようですね。
 そんな早春の花たちも、旧正月に華やかさを加えているのです。

シリコンバレーも、とっても穏やかな旧正月の週末。

この穏やかさが、ずっと続けばいいですね。

追記: 文中のヴェトナム料理の写真は、2年前の旧正月に、親友の家で旧正月ランチをご馳走になったときのものです(「旧正月のご馳走」でご紹介したものとは、また違ったメニューでした)。
 手前から、チキンサラダ、豚とゆで卵のシチュー、もやしと長ねぎの酢漬けです。

カラフルなチキンサラダには、チキン、キャベツ、ハツカダイコン、シラントロ(中国パセリ)が入っていて、味付けには、ちょっとスパイシーなヴェトナム風醤油、ヌックマムを使っています。

豚のシチューは人気が高い料理だそうですが、このゆで卵と豚のシチューは、わたしにとっては昔懐かしい香りがしました。砂糖をカラメル状にしたものを使っているからのようですね。

もやしと長ねぎの酢漬けは、なんとなく日本の酢の物のようなお味でした。お正月料理には、酸味が必要だということで、この酢漬けとかピクルスは、人気メニューなんだそうです。そういえば、日本のお正月に欠かせない「なます」も、酸っぱいお味ですね。


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