Life in California
ライフ in カリフォルニア/日常生活
Life in California ライフ in カリフォルニア
2006年05月04日

オフィス棚の続報

先日お話した、我が家のオフィス・エンターテイメント棚についての続報です。

取り付け途中で担当会社が雲隠れしてしまって、プロジェクトは宙ぶらりん。仕方がないので、同じ名を名乗っている系列会社と交渉を始めたところでした。

前回もお話したとおり、もともとの契約より高くなってしまったので、いろいろと交渉しているうちに2週間たってしまい、3日前、ようやく契約にサインというところまで漕ぎ着けました。


今日は、インストール(取り付け)のマネージャが、下見と寸法を測りにやって来るのです。

ところが、朝の8時から9時までの間に来るといいながら、時間通りに現れません。なんかいや~な予感がします。また、前とおんなじか。以前の会社は、9時から9時半の間といいながら、いつも来るのは10時半過ぎ。

そこでオフィスに電話すると、ちょっと前と雰囲気が違います。こちらが名乗っただけで、「あ~、ジョーが下見に来る予定のお宅ね」と事情がちゃんとわかっているし、すぐにジョーに連絡を取って、間違いなくこちらに向かっていることを確認し、お客様を安心させる技を知っています。


実際は、10分遅れで現れたわけですが、そのジョーさん、ちょっと思い描いていたイメージと違いました。金髪がちょっとくすんだ若手の方で、70年代のロックミュージシャンみたいな雰囲気です。トンカチよりギターが似合いそうで、とてもクローゼット業界の人には見えません。

それでも、そこはプロ。開口一番、このプロジェクトにいったい何ヶ月かかってるんだと質問します。5ヶ月かかってこの状態だというと、同業の者として不快さを浮かべます。

うん、こいつはできるぞと思いながら、彼の行動を観察していると、図面を見ながらパッパッと的確な質問をしてくるし、第一、寸法を測るのが速い! きっとかなりせっかちな人なのでしょうが、見ていて頼もしいかぎりです。
 書類やパッケージの宅配会社UPSは、トラックから降りるときは右足から降り、何歩で玄関までたどり着く、などと細かい規則があるそうですが、こちらのジョーもそんな感じです。かたときも無駄にしないのです。


めでたく下見が終わると、ジョーさん、新しいドアのサンプルが見たいかと聞いてきます。

実は、ドアのスタイルというのは取引先によって微妙に異なるので、前とまったく同じというわけにはいきません。そこで、契約書を担当したデザイナーには、サンプルを見に行くのが面倒臭いので、今のドアに一番近いのを勝手に選んで注文してよと頼んでいたのでした。だって、彼らのオフィスは、ほとんどサンフランシスコなのです。

ところが、デザイナー氏、何事もきっちりした性格で、実際にお客に見せないと気が済まないらしく、ジョーにサンプルを持たせてきたのです。
 ここで、アメリカ生活を熟知しているわたしは驚いてしまったわけです。気を利かせて、そこまで手をまわすデザイナー氏と、言われたとおりに、ちゃんとサンプルを持ってきたジョーに対して。連れ合いは、ジョーにサンプルを持って来てなんて頼んだら、それだけ向こうが混乱するから止めなさいと言っていたのに。

そして、帰りがけに、ジョーさんはこう言います。うちは3年前にできたばっかりだけど、僕はずっと最初っからいるし、会社もすごくうまく行っている。つぶれたりはしないからね(We won’t go away)と。その自信が、単に嬉しい。

確かな手ごたえに、この日一日、いい気分!


まあ、お金の面からいうと、もともとの契約よりちょっと高くなっています。それに、雲隠れした以前の会社からは、遅れたおわびにディスカウントしてもらう予定だったので、事実上1500ドルくらいは高くなっているのです。
 でも、ここまで待ったおかげで、薄型テレビがだいぶ安くなっているかもしれないので、損したばかりではないのかも。

そして、ひと月後、もしかしたら完成をご報告できるかもしれません。


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