Life in California
ライフ in カリフォルニア/季節
Life in California ライフ in カリフォルニア
2007年07月17日

夏のひとこま

7月4日の独立記念日も終わり、お祝いムードも、そろそろ落ち着いた頃です。

独立記念日は、パレードに花火大会、裏庭のバーベキューにパーティーと、何かと、かしましい時期なのです。

ちょうど子供たちも、夏休みでほっとひと息ついている頃なので、大人も一緒になって、バケーションを取る時期でもあるのです。

今週は、そんなお休みの人も多いみたい。昼時に通りかかったハンバーガー屋さんには、あんまりお客はいないようでした。いつもなら、ドライブスルーは、長蛇の列なのに。


「かしましい時期」と言えば、アメリカ人って、ほんとにノリがいい人たちですよね。たとえば、野球場に試合を観に行ったとき。

もちろん、試合に夢中になるのはわかるんだけど、お休み時間のこのゲーム。みなさん、これに向かって、キャーキャー、ギャーギャーと、異常な盛り上がりを見せてくれます。

いえ、大したゲームじゃないんですよ。ただ単に、赤と青と白のコマが、どれが一等賞でゴールインするか、それを当てる。たった、それだけ。

みなさん、「ブルー!」だの、「レッド!」だのって、うるさい、うるさい。

ご贔屓のコマが勝とうものなら、さあ大変。大きな、大きな歓声を上げて喜ぶのです。別に、賞品なんてないんですけどね・・・。


盛り上がりと言えば、近頃、この辺の景気も、なかなかいいみたいですね。

なんだか、どこへ行くにも、道が混んでいて困ってしまいます。

まあ、夏のドライブシーズンということもありますが、これは、ビジネスが上向きになっている証拠かもしれません。

2000年にインターネットバブルがはじけて以来、長い間、景気が低迷していたので、そろそろ、盛り上がりを見せてもいい頃ではあるけれど。


こちらは、シリコンバレーの幹線道路、フリーウェイ101号線の写真。

午後3時ともなると、シリコンバレーを南に向かう方向は大渋滞。工場など、3時にシフトが終わる人たちも多いので、とたんに混み始めるのです。
 3時以降は、夜までずっとこんな感じです。

ところで、ここに見えている、トヨタのハイブリッド車・プリウス。前回お話した「特権階級のステッカー」が貼ってあるので、堂々とダイヤモンドレーンを走行中です。

ところが、このハイブリッド車の特権制度に、ケチが付きました。

この制度は、カリフォルニア州独自の制度なのですが、お国のハイウェイ統括部門が、文句を言い始めたのです。

「あんたたちねぇ、一人乗りのハイブリッド車を走行させるから、ダイヤモンドレーンが混んでしまうんだよ」と。

国が充分に検討した後、お達しを出すからね、とのこと。

そうなると、かわいそうに、プリウスさんたちは、ひとりでスイスイ運転できなくなるのですね。


これを耳にしたとき、こう思ったのでした。これは、背後で誰かが糸を引いているなと。

プリウスやホンダのハイブリッド車人気に嫉妬して、誰かが国に圧力をかけているのだなと。

こんなお話もあるんですよ。

あるとき、お国の運輸省が、上院と下院の連邦議員数十人に対し、こんな電話やメッセージを送りました。

「あなた方の選出された州には、車を作る工場があるでしょ。その工場がつぶれないように、みんなで、環境省に対し、プレッシャーをかけましょう」と。

実は、今、カリフォルニア州や、いくつかの先進的な州では、自分たち独自の厳しい大気汚染基準を設けていて、環境省に対し、国のゆるい基準ではなく、自分たちの基準を施行させてくれと、例外申請が出されているのです。

もしカリフォルニアなどで厳しい大気汚染基準が認められると、こういった州内では、車のメーカーは厳しい基準に沿った車しか売れなくなります。そうなってしまうと、困る人たちがたくさんいるのですね。

車屋さんだけではなく、政治家も。


それにしても、国が先頭を切って、環境問題に取り組むならまだしも、真面目に取り組もうとしている州にプレッシャーをかけるとは、本末転倒ですよね。

こんなことだから、いつまでも技術が進まず、世界のメーカーに置いてきぼりになってしまうのに。

アメリカのお役人って、やっぱり長い目で物が見られないのかもしれませんね。今、自分の代さえ良ければ、それでいいやみたいな感じ。

ま、アメリカの場合、国のトップがあれですから・・・。


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