Essay エッセイ
2006年04月08日

春のコート

桜の季節に日本に行くからと、ピンク色のコートを買いました。ほんのり薄いピンクの、ほんとうに桜の花びらのような色です。

色もデザインもパーフェクトなのに、サンノゼにある、サンタナ・ロウ(Santana Row)というおしゃれなショッピングエリアのお店では、ぴったりのサイズがありませんでした。そこで、わざわざサンディエゴにある支店から自宅に送ってもらったものなのです。


南カリフォルニアのサンディエゴから配達してもらったので、数日間待ちはしましたが、ひとついいことがありました。サンディエゴのあるサンディエゴ郡は、サンノゼのあるサンタクララ郡に比べて、消費税の率が若干低いのです。サンタクララ郡が8.25%のところが、サンディエゴ郡は7.75%なのです。

そうなんです。どこの州もそうなのだと思いますが、カリフォルニアは、郡によって消費税率が違うのです。

サンタクララ郡の8.25%は、結構高いなぁと思われる方も多いでしょうが、最近、また税率を上げようという案が出ているのです。公共の交通機関(BARTと呼ばれるベイエリアを網羅する電車)をシリコンバレーにも延長しようと、お金を募りたいらしいのです。
 この案が、6月の住民投票で可決されると、消費税はなんと8.75%になるらしいです!ただでさえカリフォルニアは、所得税も固定資産税も、なんでも高い州なのに・・・。


というわけで、今回のコートのお買い物では、2ドル50セントくらい消費税を得しました。まあ、コーヒー一杯分くらいのものですが、いくらであろうと、得するのは嬉しいものですね。
そして、日本に向かう飛行機に乗る前、サンフランシスコ空港で、コートにマッチするように、ピンクのバッグも買い揃え、機上では、薄桃色のアジアテイストのスカーフも買いました。これで、準備万端。おしゃれな日本でも、恥ずかしくありません。

ところが、日本に着いてびっくり。真冬並みに寒いではありませんか。まだ、冬用のコートを着ている人もたくさんいるのに驚きです。
 どうして、今年はこんなに寒いのでしょう? せっかくの春のコートも、「伊達の薄着」になってしまいましたとさ。


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