Essay エッセイ
2018年05月22日

今週のラジオ番組

たいしたお話ではありません。



今週あるラジオ番組で、ほんのちょっとだけお話をしています、という話題です。



「今週」というのは、5月21日(月)から25日(金)。時間は朝早く、午前6時40分。



Tokyo FM・JFN系列に『クロノス』という番組があって、6時40分からは「未来へのタカラモノ」と題して、世界各地の暮らしを紹介しています。



今週の5日間は「シリコンバレー」を取り上げ、わたしがちょっとだけ話題を提供させていただいている、ということなんです。



残念ながら、「未来へのタカラモノ」は3分間ほどで、わたしの話は、ごくごく短いです。



でも、5日間で5つの違ったトピックを取り上げていて、シリコンバレーにはあまり馴染みのない方にも、少しは興味のわく話題じゃないかと思いながら、お話をさせていただいてます。




たとえば、月曜日・1日目のトピックは、羊やヤギでした。



「シリコンバレー」なんて聞くと、いつも「テクノロジー」とか「IT(アイティー)」とか、最先端技術のイメージがわいてしまうのですが、それが意外と、のどかな部分もあるんです。



以前も一度ご紹介したことがあるのですが、羊さんやヤギさんが「従業員」として活躍しているんです。



夏の山火事シーズンに備えて、住宅地周辺の雑草の「草刈り隊」として雇われているんですね。



斜面が険しいと、人間の作業員では危ないし、チェーンソーの火花で発火する恐れもある。そこで羊さんやヤギさんを雇うと、ほんとにきれいに雑草を食べつくしてくれるんです!



そんなわけで、今年も我が家のまわりでは羊さんたちが活躍していますので、後日「羊さんの活躍ぶり」をフォトギャラリーに掲載しようと思っております。




ところで、こちらの「未来へのタカラモノ」は、世界各地の暮らしぶりとか、環境への配慮・取り組みなどを、現地に住む人の視点で紹介しようと、3年前から放送されているそうです。



番組ディレクターの方は、こんな風に番組のコンセプトを説明してくださいました。



今は、10代、20代の若い方々の海外に対する関心が薄いように感じている。



それは、インターネットがあるから、なんでも情報がすぐに入ってくるし、それで海外の様子がすっかりわかったような気になってしまうから。



けれども、ネットの情報は、自分が興味を持つ分野にかたよりがちなので、ラジオで世界各地の様子を伝えることで、今まで興味を持たなかったところにも興味を持ってもらいたい。



そして、なによりも「自分の目で見てみたい!」と感じて欲しい、と。



そんなコンセプトからスタートして、これまで100以上の国や地域の紹介をされてきたそうです。



各地の習慣とか、環境への取り組みを聞いていると、地域の方々の意識がすごく良くわかる、ともおっしゃっていました。




なるほど、素晴らしいコンセプトですよね。



残念ながら、わたしなどはアメリカに長く住んでいるので、何が珍しいものなのかわからなくなってきて、ときどき「何を書いたらいいんだろう?」と迷ってしまいます。



でも、そもそもカリフォルニアやサンフランシスコ・ベイエリアやシリコンバレーを紹介したい! という気持ちがあるからこそ、いろいろと書いてみるんですよね。



「伝えたい!」と思うから、時間をかけて書いていても苦にならないし、自分も楽しい。



もちろん、こちらが楽しく書いていても、読んでいただけないものもたくさんありますが、楽しんで書かなければ、どなたにも読んでいただけないんじゃないか、とも思うのです。



ですから、あらためて「シリコンバレーってどんなステキなことがありますか?」と聞かれると、初心にかえったような新鮮な気がしたのでした。



ちなみに、情報番組『クロノス』でパーソナリティを務める元サッカー選手の中西 哲夫さんは、中学生のときにお父様がスタンフォード大学で研究なさっていた関係で、シリコンバレーに住んでいらっしゃったそうです。



ですから、シリコンバレーには思い入れがあったようですが、う〜ん、わたしの選んだトピックで良かったのかなぁ?




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