English words
英語ひとくちメモ/場面
English Words 英語ひとくちメモ
2007年03月29日

Hold the onions (玉ねぎはいらないよ)

この「英語ひとくちメモ」シリーズの最初の頃、こんなことを書きました。

もしサンドイッチに入れて欲しくない材料があったら、どうしましょうと。

(2006年2月6日付けの「Paper or plastic?(どっちがいい?)」で、サンドイッチを買う場面のお話をしています。)


先日、日本に戻っていたとき、テレビでちょうど同じような話題をやっていました。レストランで、嫌いな野菜を入れて欲しくないとき、何と言いますか?と。

この番組では、こう教えていました。

Hold the onions, please.

最初の hold という動詞には、それこそいろんな意味がありますが、「(塩など)を控える」とか「(嫌いな材料)を入れない」という意味もあるのですね。

だから、hold the onions で、「玉ねぎを入れるな」という意味になります。

人参を入れて欲しくないときは、こう言えばいいのですね。

Hold the carrots, please.

(ちょっと気になった方もいらっしゃるでしょうが、onionscarrots の前に定冠詞の the がついているのは、「すべての玉ねぎ」という総称の意味合いを持たせるためなのでしょうね。でも、the を入れなくても結構だと思います。ただ、hold のあとに the が入っていないと、リズムに乗りにくく、とっても言い辛いですけどね。)


ちなみに、この hold という動詞 には、「~をつかむ」とか、「(物や役職を)保有する」とか、「(重さに)耐える」とか、いろんな意味があるので、とっても便利な単語ではありますね。たとえば、

Hold on to it!

(それを)しっかりつかんで、はなさないようにね!

Hold it!

そのままの状態でいろ、つまり、じっとしてろ!


ところで、この Hold the onions, please という表現を耳にしたとき、とっさにこう思ったのでした。自分ではこうは言わないかなって。

最後に please というお願いの言葉を付けているわりに、わたしには、唐突な命令口調に聞こえるのです。きっと、その辺の(いばった)おじさんだったら、よく使う表現なのかもしれませんが。

勿論、場所にもよりますよね。サンドイッチ・スタンドみたいなカジュアルな場所だったら、別に問題はないと思いますが、ちゃんとしたレストランだったら、ちょっとくだけ過ぎにも感じます。

たとえば、サンドイッチ・スタンドだったら、以前書いたように、こんな簡単な表現もありますね。

Do you want everything on it?(材料は全部入れて欲しい?)と聞かれたら、

Everything but onions(玉ねぎを除いたすべて)

または

Everything except for onions


でも、もしレストランだったら?

わたしだったら、回りくどく、こう言うかもしれません。

I don’t care for onions that much, so would you hold the onions?

わたしはあんまり玉ねぎが得意じゃないので、玉ねぎを抜いてくださる?
care for という動詞は、「~を好む」という意味ですね)

いえ、基本的には、hold the onions で結構なんです。でも、ちょっと言い方を変えたいかなと・・・


まあ、ごちゃごちゃと説明させていただきましたが、要するに、日本語と比べて言い回しが単純な英語にしても、使い手や場面によって、いろいろと表現が異なるということを申し上げたかったのです。

たとえば、屈強なトラック野郎みたいな男性が使う言葉と、ティータイムを優雅に楽しむようなマダムが使う言葉とは、非常に違ってくるのです。

Would you like another cup of tea?(もう一杯お紅茶いかが?)

というのと、

Have some more.(もうちょっと飲めよ)

というのでは、だいぶ響きが違いますよね。

日本語には、丁寧語、謙譲語、尊敬語と、難しい「しきたり」がありますが、英語にしたって、ちょっとしたしきたり(言い方)ってものがあるのですね。

とくに、レディーの場合は、言葉にちょっとしたフリルの飾りをつけてみたりするのです。

でも、慣れるまでは、気取らず、シンプルにどうぞ。

Hold the onions, please.


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