English words
英語ひとくちメモ/場面
English Words 英語ひとくちメモ
2006年06月30日

Who’s calling? (どちら様?)

最近は、スカイプ(Skype)なんかのインターネット電話に押され気味ですが、まだまだ健在の電話。

そこで、今日は、電話の受け答えのABCをどうぞ。


多くのアメリカ人は、電話をかけてくると、まずこう言います。

May I speak with ~?

これは、「~さんとお話したいのですが」という意味ですね。

もし相手が自分を指定している場合は、こう言います。

Speaking.

Speaking の代わりに、This is she(男性の場合だったら、This is he)という言い方もあります。

This is ~ speaking(~は自分の名前)と名乗ってもいいですね。


一方、相手が家族や同じオフィスの人を指定している場合は、すぐに受話器を手渡す前に、まず相手の身元を確かめたいですよね。

そういう場合は、こう尋ねます。

Who’s calling, please?

文字通り、「誰がおかけになっているの?」という意味ですね。

「電話をかける」という動詞は call です。たとえば、I’ll call Carol(「キャロルに電話してみようっと」)みたいに使います。

最後の please はなくても構いませんが、Who’s calling? の場合でも、語尾は優しく上げるのが普通です。

Who’s this?(「あんた誰?」)と、ぶっきらぼうに尋ねる人もいますが、大人の場合は、Who’s calling, please? の方が望ましいですね。

すると、相手は、こちらの問いかけに、This is ~ と名乗ってくれるでしょう。(こちらが聞くまでもなく、最初から This is ~ と名乗る人もいますが、これは少数派のようです。)


受話器を別の人に渡したり、内線電話をつないだりする場合は、かけてきた人にこう言います。

Hold on, please.

これを文章にしたいなら、Could you hold on a minute? とすればいいでしょう(最後の a minute は、1分間というよりも、「ちょっとだけ」というニュアンスですね。代わりに、1秒の a second を使う人もいます。)

もし相手の話したい人が近くにいない場合は、He’s not here(「ここにはいないよ」)とか、He’s on a business trip(「今は出張中だよ」)とか説明していあげればいいですね。

もし親切に伝言をしてあげようと思ったら、May I take a message? と相手に尋ねます。


一度、こんなことがありました。電話を取ったら、いきなり相手の女性がこう言うのです。

Who’s this?「あんた誰?」

こちらは「え~、アンタがかけてきたんでしょう」と心の中で叫びながら、こう聞き返しました。

Who am I speaking to?「どちら様ですか?」

すると、ようやく相手は、どうしてかけてきたかを説明し始めます。

どうやら、想像するに、うちの電話番号は、彼女の昔の上司ビルさんの電話番号だったらしく、ビジネス上の助けか、もしくは転職の相談のためにかけてきたようなのです。
 かなり切羽詰っているような雰囲気でしたが、残念ながら、わたしは上司ビルさんを知りません。仕方がないので、バイバイいたしました。

注:Who’s calling? の代わりに、Who am I speaking to? を使ってもいいでしょう。ちょっと丁寧さに欠けるかもしれませんが。正式には Whom am I speaking to? ですが、アメリカ英語では、残念ながら、Whom というのは死語になりつつあります。けれども、わたしはこのとき、嫌味を込めて、Whom を使ってみましたけれど。


まあ、ちょっと話しただけでも、相手の性格だとか状況がなんとなく伝わってくるのが電話。考えてみれば、ちょっと怖い道具でもありますね。

だから、あんまりぶっきらぼうにするのも避けた方がいいかもしれません。

ちなみに、電話をかける call は、神様の呼びかけにも使うみたいですね。この call 転じて calling は、「天職、神に定められた使命」という意味なんですね。


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