English words
英語ひとくちメモ/おもしろ表現
English Words 英語ひとくちメモ
2017年07月08日

Crinkly(クリクリした)

日本語って、とっても便利な言葉ですよね。



なぜなら、いろんな音や様子を、簡単に表せるから。



800px-lightning_over_oradea_romania_3たとえば、雷は、ゴロゴロ。



稲妻は、ピカッ。



英語となると、そう簡単にはいきません。



ゴロゴロと鳴る雷は、thunder(サンダー)



ピカッと光る稲妻は、lightning(ライトニング)と言います。



表現を違えることで、音と光を区別しているのです。



まあ、雷が近くに落ちて、ビリビリと耳をつんざく鋭い音を crack(クラック)



遠くにあって、モヤッとしたゴロゴロ音を rumble(ランブル)と表現したりして、音にバラエティーがないわけではありません。



けれども、擬音語や擬態語が豊かな日本語と比べて、なんとなく臨場感に欠けるかもしれません。



(Edited image of lightning over Oradea, Romania by Mircea Madau, from Wikimedia Commons)


そんな風に、どこかしら足りない英語の擬音語、擬態語ですが、



日本語と似ていて、ほほえましいものもあるんですよ。



img_3843たとえば、葉っぱや花びらにシワが寄って、クリクリした感じになっている



そんな様子を、crinkly(クリンクリー)といいます。



こちらは形容詞ですが、もともとは「シワが寄る」という意味の crinkle(クリンクル)という動詞からきています。



そう、シワシワ、クリクリになっている感じが crinkly というわけですが、



日本語の「クリクリしてる」という表現に、素直に似ているようではありませんか。



この crinkly という言葉は、葉っぱや花びらだけじゃなくて、髪の毛なんかにも使います。



She has crinkly hair
 彼女は、クリクリの髪の毛をしている



なんて言われたら、ほんとに「クリンクリン」の髪の毛を想像してしまうのです。




そして、こんな面白い擬態語もあります。



なんとなく熱意がなくて、のっそりと物事をこなす様子を「ダラダラしている」と言いますよね。



こういった「ダラダラ」した様を、英語では dilly-dally と言います。



発音は「ディリ・ダリー」で、「ダラダラする」という自動詞になりますが、こちらは、まさしく「ダラダラ」に聞こえてしまうのです。



時間を無駄に「ダラダラと過ごす」ことにも使いますし、なんとなく「人生をダラダラと生きている」といった場合にも使います。



I was just dilly-dallying after school
 放課後、ただダラダラして過ごしてたよ



Quit dilly-dallying already! You’re wasting your life
 ダラダラするのは、もうやめなさい! あなたは人生を無駄にしているのよ



という風に使います。



調べてみると、同じく「ダラダラ」という表現には、diddle-daddle というのもあるそうです(発音はカタカナでは表しにくいですが、「ディドゥ・ダドゥル」といった感じ)。



こちらも dilly-dally と同じように「ダラダラする」という意味の自動詞です。



個人的には馴染みのない表現ではありますが、やっぱり日本語の「ダラダラ」と似たような響きであることが、とっても面白いですよね。



きっと「ダラダラ」って、どこの国の人にも、ダ行のイメージなんでしょう!




それから、個人的に感心している表現があるんです。



厳密には、擬態語ではないかもしれませんが、「イライラする」という言葉。



英語では irritating といいます。



「イリテイティング」と「イライラする」って、なんとなく似ていませんか?



たとえば、こんな風に使います。



He is so irritating
 彼を見てると、もうイライラするのよ



あんまり喜ばしい表現ではありませんが、人間である以上、なんとなくソリが合わないことってあるでしょう。



そういうときには、動詞を使って



He irritates me
 彼ってイライラしちゃう(彼はわたしをイライラさせる)



と言うこともありますね。



img_3846誰しも、顔では笑っていても、心の中は穏やかではないときもある。



そんなイライラって、「イラ」とか「イリ」とか「イ」の音で始めてみたいのかも!?



というわけで、英語の擬態語(風)の言葉をちょっとだけご紹介しました。



日本語と比べて決してカラフルではありませんが、それなりに様子が伝わってくるようではありませんか。





追記: ふと思いついたんですが、英語って、日本語ほどカラフルでないわりに、ユーモアに満ちているのかもしれません。



たとえば、バケーションでオフィスやお店を「閉めてますよ」と伝えたいとき。

Gone fishing(釣りに行ってるよ)」という張り紙を見かけることがあります。



もちろん、釣り好きの方なのかもしれませんが、中には、釣りは一度もやったことがない人もいるかもしれません。

でも、「釣りに行ってるよ」と言われると、そっけない「Out of office」の張り紙よりも、ホッコリとしますよね。


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