Silicon Valley NOW シリコンバレーナウ
2009年09月26日

秋風に考える: グーグルさんのアンドロイドと人のネットワーク

Vol. 122

 

秋風に考える: グーグルさんのアンドロイドと人のネットワーク

 

もう、どうもこうもありませんよ。8月末に家の改築を始めたのですが、連日工事関係者が出入りしているので、仕事がまったく手につきません。

というわけで、今月はまず、アメリカの改築体験談でもいたしましょうか。そして、話題はガラリと変わって、第2話ではグーグルさんのケータイOS「アンドロイド(Android)」のお話をすることにいたしましょう。

<有機的なネットワーク>
そもそも、どうして家の改築を始めたのかといえば、今年初めに、2階のバスルームから水が漏っているのに気が付いたからなのです。


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まあ、正直に申し上げると、昨年辺りから、バスルームのシャワーのしっくいが「溶け」始めていたので、もしかしたら水が少しずつ漏っているかもしれないと薄々は感づいていたんです。でも、改築なんて誰に頼んでいいかわからないし、お金もかなりかかるし、見て見ぬふりをしていたんですよ。
けれども、今年初めには、いよいよ1階の天井に水漏れのシミを作り始めたので、ようやく重い腰を上げて改築に取りかかる気になったのです。
すると、不思議なことに、今まで大丈夫だったもうひとつのバスルームのシャワーまで漏り始めてしまって、結局、両方のバスルームを改築し、ついでに居間の改造をしようということになったのでした。たった築12年の家なので、改築にはちょっと早いとは思いますが・・・。

というわけで、ほぼ2ヶ月間の工事期間ですが、それに至るまでは、3ヶ月半もかかったのでした(水が漏っているというのに)。なぜなら、デザイナーを雇ってデザインをしてもらって、それが完成した暁に、ようやく契約交渉でお金の話が佳境となるという、時間のかかるステップを踏まなくてはならなかったから。
それに、子供たちの夏休み期間中でもありましたし、2児の母のデザイナーや家族持ちの改築会社の社長は、なかなか時間がうまく取れなかったようでした。

しかし、そんな風に日本では考えられない暢気さで事が進んでいたわけですが、実際に工事が間近に迫って来ると、アメリカ人の底力を発揮することになるのです。


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まずはいきなり、先に工事しようとしているバスルームの部品が調達できない、という難関にぶつかりました。それは、ヨーロッパから輸入している「Rohl(ロール)」というブランドの蛇口なのですが、わたしが選んだデザインがたまたまイタリア製だったために、問題が起きたのでした。
なんと、イタリアでは8月の一ヶ月間まるまるバケーションを取るので、あちらの会社は営業停止状態。何も出荷できない!

いや、その知らせをサンノゼにある工事部品の調達代理店が受け取ったときには、誰もがこう思いましたよ。「ヨーロッパ人め!一ヶ月も休みやがって!」
みんなオトナだから決して口には出さないけれど、きっとお腹の中ではそう思っていたはずです。

けれども、立ち直りが早いのがアメリカ人のいいところ。このままで行くと、工事開始を延期するか、一時的に別の部品を使って後でやり直すか、まったく別の蛇口を選ぶかの選択になるけれど、もうひとつ可能性が残されているから、ちょっと待っててねと、工事会社から連絡があるのです。
すると、心にくいではありませんか。さっそく翌日には、問題は解決したよとメールがありました。なんでも、Rohlのアメリカ支店と部品調達代理店が交渉した結果、アメリカの在庫品の中で共通の部品を使っているものを流用し、希望通りの形に組み直してサンノゼまで発送してくれることになったそうです。

そんなわけで、めでたく工事は予定通りに始まり、いまだに日々のスケジュールを遅滞なくしっかりとこなしてくれているわけですが、今回の改築工事のプロセスでは、大事なことを学んだような気がするのです。
それは、アメリカで仕事をする上では、人のネットワークほど大切なものはないということなのです。

ちょっと意外に思われる方もいらっしゃるでしょうけれど、アメリカの人間関係は決してドライなものではなくて、かなり「ウェット」なもののようです。あの人が頼んでるから、こっちもがんばって一肌脱いでやろうという、そんな部分があるのです。
たとえば、上記の例でいうと、工事会社と部品調達代理店の関係でしょうか。この工事会社は、信頼の置けるこちらの代理店しか使わないので、お互い利益を分かち合う関係を築いているし、何か問題が起きても、かなり無理をきいてもらえる状態にあります。
ですから、ヨーロッパから輸入できなくても、ブランドのアメリカ支店と交渉して、予定通りに配達してもらうという離れ業をやってのけたのでしょう。もし他の工事会社が依頼していたら、同じ結果が出たかどうかはかなり疑わしいです。

そればかりではありません。規模は小さいものの、この工事会社はうまくネットワークを広げていて、それこそシリコンバレー中の優秀な下請け会社を従えるピラミッド構造を築いているようです。
壁の塗装(drywall)屋さん、ペンキ塗り(paint)屋さん、タイル貼り(tile layer)屋さん、床(flooring)屋さん、木製棚(wood cabinetry)屋さん、屋根(roofing)屋さんと、工事会社が一声かけると、自分の予定をほっぽり出しても現場に現れる人たちが控えているようです。


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自分を認めてくれる工事会社からの仕事は、確実な顧客で、確実な収入源。相手が「腕利き」と見込んで仕事をまわしてくれる代わりに、こちらは押っ取り刀で参上つかまつる。ですから、顧客にしてみると、予定通りにスムーズに物事が進むわけですよね。
実際、我が家のスケジュールを死守しようと、タイル屋さんはひとりで土曜日にやって来て、残りの仕事を片付けていましたよ。

IT産業だって同じことかもしれません。今どきのソーシャルネットワーキングサイトではありませんが、みんなが貴重だと思うのは、人とのネックワーク。なぜなら、自分はある会社の従業員というよりも、あるスキルを持った社会の一個人という意識が強いから。
ですから、常日頃から人とのコンタクトを大事にするし、万が一、今の会社に不満を抱き始めたり、会社をクビになったりしたとしても、人とのネットワークでなんとかしようと努力するのです。

雇う側だって、同じことでしょう。あるポジションに空きができると、「自分の知り合いにこんな人がいるよ」と、さっそく顔見知りの適任者に声をかける場合もあります。自分の元上司が他社に移ったときには、そちらからお声掛かりがあるかもしれません。
「これから我が社では、どんどんアジアに進出するのだが、アジア通の君のスキルとバイタリティーをもって、僕の所でがんばってくれないか」と、引き抜かれることもあることでしょう。
 


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新しい事業を起こそうと、初期投資を募るときなども、人のネットワークが活きてくることでしょう。まだまだベンチャーキャピタルに頼る前の黎明期には、「エンジェル(angel)」と呼ばれる個人投資家から資金を募る場合が多いわけですが、シリコンバレーにはエンジェルたちが集まる場所があって、日頃からこういう場所でネットワーク作りをしている起業家もたくさんいるようです。
わたしの知り合いには、ゴルフ場で何人もエンジェルたちを説得し、起業資金を募った人もいます。お知り合いになるのは、何も四角四面のオフィスの中とは限らないのです。

そして、これも意外なことではありますが、「恩義を忘れない」ということも、アメリカ人の辞書にはしっかりと書かれてあるのだと思います。あのときに自分を助けてくれたから、次回相手に何かあったときには、自分が助けてあげようという、なんとなく「浪花節」のところがあるようです。
逆にいうと、恩を売れるときには売っておいた方が、後で得をすることにもなるのかもしれませんね。

ですから、ごく最近、日米間の出来事でこう思ったことがあるのです。日本のトヨタは、カリフォルニアのフリーモントにある工場を閉鎖しない方がいいのにと。
こちらは、シリコンバレーの対岸フリーモント市にあるNUMMI(ヌミー)という自動車工場なのですが、1982年にGM(ジェネラルモータース)が一旦閉鎖した施設を、1984年にGMとトヨタで共同運営することになって、その後ずっと両社の車を組み立てていた工場なのです。
日本の車メーカーから技術を学べる、画期的な新手法の工場と呼び声も高かったのですが、近年のGMの経営不振から、今年6月にはGMが撤退することが決まっておりました。そして、従業員の切なる願いもむなしく、トヨタも来年3月末には完全撤退することが発表されたのでした。これに伴って、トヨタの小型トラック生産はテキサス州に、カローラ生産はカナダに移転されることになりました。

もちろん、トヨタが苦しいのはわかっております。工場を閉めたい理由も理解できます。けれども、現地の従業員のことを考えると、トヨタはここで歯を食いしばって閉鎖を思いとどまり、フリーモント市、カリフォルニア州、ひいてはアメリカ合衆国に恩を売っておいた方がいいような気がするのです。
だって、工場を一気に閉鎖するなんて、そのインパクトは決して小さいものではないでしょう。NUMMIの従業員だけで5千人、系列会社のメンバーを含めると2万人とその家族が路頭に迷うことになるのです。合わせて数万人のカリフォルニア人を救ったとあらば、シュウォルツェネッガー知事だって、オバマ大統領だって大喜びでしょう。すると、後で何かしら便宜を図ってくれることもあるかもしれないではありませんか。
オバマ大統領だってアメリカ人ですから、下調べや根回し、人とのネットワークや恩義を尊ぶ方なのではないでしょうか。

英語には、こんな格言があるのです。「Don’t burn your bridges(あなたの橋を焼き切るな)」。
つまり、ポジションや立場が変わってしまったとしても、これまでお世話になった方々との関係を焼き切ってはいけない。なぜなら、いつまたお世話になるやもしれないから。

おっと、申し訳ありません。我が家の改築の話が、いきなりあらぬ方向に脱線してしまいましたね。
けれども、「ウェット」なアメリカで仕事をするなら、「橋」のことを頭の隅に置いておいた方がいいかなぁと思ったものですから。

<アンドロイド花盛り>
話はガラッと変わります。アップルさまがもうすぐiPhoneを中国で売り始めるという記事を読んでいたら、その中に、エッと目を引くものがありました。
なんでも、米パソコンメーカーのデル(Dell)が、中国の携帯トップキャリア・チャイナモバイル(中国移動通信)のためにケータイを作っていると。

現在、中国市場への各社の進出はめざましく、アップルさまだけではなくて、デルがチャイナモバイルと、「ブラックベリー(BlackBerry)」で有名なリサーチ・イン・モーションがチャイナテレコム(中国電信)と着々と話を進めているようです。
中でも、デルの新しい中国向けスマートフォンは、グーグルさんのケータイOS「アンドロイド(Android)」を搭載しているそうで、実際にこの試作機を見た知り合いによると、薄くて、コンパクトで、今までのアンドロイド搭載機の中で一番いいよということなのです。(この「Mini 3i(ミニ3i)」なるアンドロイド機は、もちろん、デルが自分で作っているわけではなくて、台湾メーカーのHon Hai Precision Industryが製造するといわれています。)
 


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グーグルさんのアンドロイドといえば、オープンソースのケータイプラットフォームであり、昨年10月にアメリカ市場で「G1(ジーワン)」という搭載機がお目見えしたのが最初でした。
昨年10月号でもご紹介しておりますが、「G1」は台湾メーカーのHTC製で、米携帯キャリアT-Mobile USAから独占提供されています。当初はアンドロイド一号機として注目を集めましたが、残念ながら、鳴かず飛ばずで終わったような感があります。
その後、今年8月には、「アンドロイド1.5」搭載の「myTouch 3G(マイタッチ3G)」がT-Mobileから独占提供されています。こちらも同じくHTC製ですが、今のところ、テレビで大々的に宣伝しているわりには、話題性に欠ける印象も受けるのです。(アメリカに先駆け、ヨーロッパ市場では今年2月に「HTC Magic(HTCマジック)」という名でVodafoneから出されております。また、日本市場ではドコモさんが「HT-3A」という名で8月に発売しておりますが、あまり売れていないという評判も耳にいたします・・・。)

けれども、「G1」と「myTouch 3G」の不調も何のその、ここに来て急にアンドロイドは盛り上がりを見せているのです。同じくHTC製のアンドロイド機としては、米携帯キャリアSprint Nextelが10月11日にリリースする予定の「Hero(ヒーロー)」も控えています。
「G1」と「myTouch 3G」を提供するT-Mobileからは、モトローラ(Motorola)製のアンドロイド機「Cliq(クリック)」が年末に向けて出される予定です(アメリカ以外の市場では、「DEXT(デクスト)」というネーミングとなります)。
これに負けじと、米携帯キャリア最大手のVerizon Wirelessは、同じくモトローラ製の「Sholes(ショールズ)」というアンドロイド機を販売することを明らかにしています。

ヨーロッパ市場では、9月初めに韓国のサムスン(Samsung)が「Galaxy i7500(ギャラクシーi7500)」というアンドロイド機を発売しています。今のところ、イギリスの携帯キャリアO2が販売していますが、イスラエルでもお披露目されたとも聞いています。


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サムスンは、すでに2台目のアンドロイド機「InstinctQ(インスティンクトQ)」も仕込んでいて、こちらは画面が横にスライドしてキーボードが出てくるタイプで、HTCの「G1」やモトローラの「Cliq」と似たような形状となるようです(写真は「G1」)。

モトローラは、大手携帯メーカーとしては初めてアメリカ市場でアンドロイド機を発表するわけですが、発売前の今からCliqの「Motoblur(モトブラー)」という機能が注目されています。こちらは、誰からかメールが来たとか、ソーシャルネットワーキングサイトのFacebookや「つぶやきサイト」のTwitterに新たにコメントや写真がアップされたとか、そんな人とのコミュニケーションの状況を一気にひとつの画面で眺められる便利な機能です。
Cliqのトップ画面にはウェブブラウザやメッセージ、ソーシャルネットワークなどのウィジェット(簡易プログラム)が並んでいて、たとえばソーシャルネットワークのウィジェットをタッチすると、FacebookやTwitterなど自分の加入するサービスのリストが出て来て、サイトへの書き込みや友達とのコンタクトが簡単にできるようになっているのです。

このように何でも一気にできる利便性で、いつでも友達とつながっていたい若いユーザー層を引き込もうとしているわけですが、近頃、アメリカのモバイル界では、このようなデータの一元化が流行っているようです。
今年6月にご紹介したパーム(Palm)の新製品「Pre(プリー)」(Palm webOS搭載)も、「Synergy(シナジー)」という機能を持っていて、ウェブ上のあちこちに散在する友達に関するデータや、仕事やプライベートのスケジュールなどを手元に一元化してくれるものでした。
モトローラの「モトブラー」はさらに一歩進んだもので、ソーシャルネットワークの情報なども便利に一元化してくれるのです。「モトブラー」の「ブラー(blur)」とは「ぼやける」という意味ですが、情報の垣根がぼやけて、何でも一気に手元からアクセスできることを指しているのでしょう。
つまり、何でも簡単にやっちゃうよ、という意味。若い層にはもっとも好まれそうなコンセプトですね。

ちょっと話がそれてしまいましたが、グーグルさんのアンドロイドは、今年の年末に向けて、アメリカ市場やヨーロッパ市場でどんどん広がる兆しを見せているのです。
けれども、とくにアメリカ市場では、結果的に成功するかどうかは、利便性と値段の兼ね合いとなってくるでしょう。
日本の携帯メーカーを含めて、水面下ではいろんな会社がアンドロイド機を開発しているようではありますが、「金にいとめをつけず、最高級のものを作ろう!」というのはアメリカ市場では受け入れられないことでしょう。なぜなら、いくら便利であっても、値段が高ければ誰も買わないでしょうから。

アップルさまのiPhoneは、安いモデルだと99ドル(約1万円)から買えるのです(「iPhone 3G」16GBモデル)。やはり、「打倒iPhone!」を目指すなら、最終的には値段の勝負だと個人的には思っているのです。

<おまけのお話:イチロー談義>
最後に、四方山話をいたしましょう。9月の初めに、シアトル・マリナーズのイチロー選手が、サンフランシスコ・ベイエリアにやって来ました。同じアメリカンリーグのオークランド・アスレチックス(通称A’s)と4連戦するためです。
 


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ご存じのとおり、このときはメジャーリーグ通算2000本安打、なおかつ9年連続シーズン200本安打を賭けているさなかで、そんなに熱く輝く青色巨星のようなイチローさまがベイエリアにいらっしゃるのに、観に行かない手はありません。というよりも、イチローさまがいらっしゃっているのに、応援に行かないというのは失礼ではありませんか。
というわけで、通算2000本まであと4本、連続200本まであと9本を控えた、9月5日土曜日(現地時間)のナイターを観に行くことになりました。チケットは、その日の朝に買いましたが、大丈夫。誰かがちょうどいい席を手放したようで、一塁側(ビジター側)の前から10列目をネットでゲットです。
 


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結果的には、この日は惜しくもヒット3本で終わってしまったので、通算1997本から1999本までを目撃することになりました。けれども、最後の1999本目の3塁越えの当たりは鋭く、これは絶対に明日の試合でもう一本出してくれるだろうと、気持ちよく球場を後にしたのでした(写真は、1999本を打った後、味方の本塁打でホームを踏むイチローさま)。
翌日曜日はデーゲームでしたので、さすがにナイターの後、続けてオークランドまで行くのは辛いということで、テレビ観戦となりました。すかさず、一打席目で2000本を達成なさったのですが、この日はいまいち調子に乗らないご様子。ヒットはこの一本だけだったので、前日のナイターの方が観ていておもしろかったと、こちらも機嫌をなおしたのでした。
 


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まあ、イチローさまの試合は今まで何度も観戦しておりますが、彼はいつも気持ちがいいですね。フィールドでのひとつひとつの行動を決しておろそかにしないし、たとえヒットが打てなくても、悪びれる様子もなくベンチに駆け足で帰って来るのです。
それに、2000本安打という大記録を控えると、さすがに日本人の女のコのファンもこぞって球場に現れていましたが、ライト後方の外野席から響く黄色い歓声にも、顔色ひとつ変えていらっしゃいませんでした。さすがに彼はクールなのです。

ご存じのとおり、イチロー選手は9月6日にオークランドで2000本を達成したあと、9月13日にはテキサス州アーリントンのレンジャーズ戦で、9年連続200本の偉業を達成いたしました。
けれども、残念ながら、こちらの記録は、どうも他のスポーツニュースでかき消されてしまったようです。そう、この日は、待ちに待ったアメリカンフットボールの開幕の日。全米の目が、アメフトに集中する日曜日なのです。
わたしは、スポーツ専門チャンネルESPNのダイジェストを懸命に観ていたのですが、この晩は、とうとうイチローの「イの字」も出て来ませんでした。翌日の新聞には、「200-hit consecutive seasons(200本安打連続シーズン)」と、3センチ四方の枠で小さく報道されていただけでした。
やはり、日本とアメリカでは、イチロー選手の記録に関してかなりの温度差があると言わざるを得ないのでしょう・・・。

けれども、アメリカ人にとっては、春から続く野球シーズンよりもアメフトの開幕戦の方が話題性が高いのは当然のこと。もし平日に記録達成されていたならば、もっと注目を浴びていたことでしょう。
 


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かく言うわたしも、サンフランシスコ49ers(フォーティーナイナーズ)が開幕2連勝しているので、もしかしたら、今年こそはプレーオフに進出できるかもしれないと、淡い期待を寄せているところなのです。
なんでも、1990年以降、NFLにはこんな統計があるそうです。シーズン開幕後2連勝したチームの65パーセントが、スーパーボウルへ向けたプレーオフのチケットを手にしている。

いえ、今はまだ、シーズン16試合中たった2試合をこなしただけなんですけれどね。

夏来 潤(なつき じゅん)



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