Silicon Valley NOW シリコンバレーナウ
2009年12月23日

2009年を振り返って: 変革と光明

Vol. 125

2009年を振り返って: 変革と光明

 


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12月に入って、シリコンバレーは寒い日々が続いておりました。意外に思われるかもしれませんが、この温暖な谷間にも、氷が張ったり、霜が降りたりすることがあるのです。遠くの尾根に雪が積もって、雪深いコロラド辺りの風景を彷彿とさせることもあるのです。

そんな師走のシリコンバレーからは、今年最後のお便りをお届けいたしましょう。2009年もいろいろとありましたので、書くネタは尽きないところではありますが、強く印象に残っていることを厳選して3つだけ書いてみることにいたしましょう。

<今年のキーワード>
日本では、今年を表す漢字として「新」の一字が選ばれたそうですが、アメリカでひとつ単語を選ぶとするならば、やはり「change(変革)」でしょうか。
今年1月には、オバマ新政権が誕生し、それまで8年間続いた共和党のブッシュ政権から一夜にしてガラリと変わってしまいました。

何はともあれ、アメリカの良いところといえば、この変わり身の素早さにあるでしょうか。大統領を取り巻く陣営ばかりではなくて、役所だって重要なポストは総取っ替え。霞ヶ関の役人がいつまでも官僚ポストにしがみつくのとは大違いではあります。
しかも、アフリカ大陸の血を引くオバマ大統領。上院議院の承認を必要とする主要ポストだけとってみても、ヒスパニック(中南米、カリブ海からのラテン系)など有色人種の躍進が目立ちます。

そんな希望に満ち満ちたオバマ政権のスタートではありましたが、やはり、今年は問題が多過ぎました。なぜなら、前年までにブッシュ政権がまいた毒の種が一気に開花してしまったから。
「大不景気(the Great Recession)」と呼ばれるほどにひどい経済の立て直し、8年前から続くアフガニスタン戦争の収拾、破綻寸前の医療保険制度の改革、地球環境問題に対する理解と対策と、オバマ大統領が直面する問題は困難を極めます。
これを評して、有名なコメディアン、ワンダ・サイクスさんがおっしゃっていましたが、「厄介な問題は、全部黒人に押し付けられるのよ」。
なるほど、過去の奴隷制度をほのめかすような、きわどいコメントではありますが、彼女の辛口のジョークも、当たらずとも遠からずの感があるのです。
 


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ですから、今年の年末の世論調査では、こんな意見が大勢を占めていたようです。自分は、オバマ大統領は好きだけれど、彼の政策には賛成しかねる部分もあると。
だって、アフガニスタンに3万人も増強するなんて、ノーベル平和賞を受賞するような人が、よくそんなこと言えたわね。それに、そもそも、どうしてアメリカが戦争しなければならないのよ? (写真は、Atlanta Journal-Constitution紙の風刺漫画家Mike Lukovich氏の作品)

けれども、意外なことに、オバマ大統領自身は、自分をかなり高く評価しているようではあります。先日、トークショーの女王様オプラ・ウィンフリーさんがホワイトハウスでインタビューしたところによると、「僕は自分にB+ をあげたい」ということでした。(アメリカでは、ABCDFの5段階評価となるわけですが、AとBの間には、微妙にA- とB+ というのがあるのです。)
これがもし、今の時点で医療保険の改革法案が議会で通過していたならば、B+ といわず、A- をあげたいともおっしゃっていました。

ふん、なるほど。個人的には、これは過大評価だとは思うのですが、そこは、やはりアメリカの大統領。彼の一挙手一投足が世界を動かすとあらば、自信のないところを見せるわけにはいかないのです。
辛くても、にこやかに、自信たっぷりに。それが、アメリカを背負う人間のモットーなのです。

ちなみに、アメリカの経済はといえば、まだまだ「混沌」を脱していないという状況でしょうか。なんでも、「不景気は今年7月には脱した」という学者たちの仰せではありますが、人々の心に重くのしかかる失業率は、まだまだ高いままなのです。
たとえば、最新のデータとなる11月の失業率は、米国全体で10.0%、カリフォルニア州で12.3%、そしてシリコンバレー(サンタクララ郡)では11.8% という高さでした。
なんでも、一昨年(2007年)末に始まったとされる「大不景気」のおかげで、全米で750万人が職を失ったとか。南国の楽園ハワイも例外ではなくて、ヤシの木に囲まれながら公園で寝起きする人々も珍しくないそうです。

この失業の問題は、アメリカでは二段構えで起きているのです。一昨年夏にはじけた住宅バブルが引き起こしたのが、第一の失業の波。こちらは、建築や製造を中心に、昨年初めから全米の津々浦々に大きな影響を与えました。
そして、昨年9月の金融危機(financial crisis)が引き起こしたのが、第二の失業の波。荒波はもろに金融業界に降りかかり、閉じた銀行はこれまで165行。今年は、この第二の余波がシリコンバレーのIT企業にも広まり、ここ豊かな谷でも、労働人口の8人に1人が職探しを続けるという厳しい状態になっています。
わずか一年前には、シリコンバレーの失業率は7.2% だったので、今年一年の厳しさが如実に表れているようです。

オバマ大統領にとっても、これから3年間の任期の第一目標は、経済の回復と失業率の改善。
一般的に、失業率の回復は、経済の回復より一年から一年半ほど遅れるそうなので、来年もちょっと怪しい雲行きではあります。が、そこをなんとか、オバマさんの魔法の杖でチョチョイッと好転させてくださいよ、と願うばかりなのです。

だって、(お買い物好きの)アメリカの消費者の購買力が回復しないと、世界もなかなか復帰できないですからね。

追記: ちょっと不思議なことに、近頃アメリカでは、不景気のわりに犯罪が減っているそうなのです。FBIの今年前半の犯罪報告書によると、前年に比べて全米でおしなべて犯罪件数の減少が見られ、とくに殺人は10パーセントほど減っているということです。
関係者は「おかしいなあ」と首をかしげているそうですが、みんな家で過ごす時間が長いから泥棒が入りにくいとか、全体的にアメリカ人口が老いてきているから犯罪が減少するとか、諸説あるそうです。何はともあれ、犯罪が減るのは歓迎すべきことでしょうか。

でも、「サンノゼ州立大学の鼓笛隊のサキソフォーンとトロンボーンが盗まれた」なんて報道を聞くと、もう世も末かと思いますけれどね。だって、学校や宗教施設は不可侵でしょう。(泥棒さんも、ちょっとは義賊になってくださいよ。)

<アップルさまのキャンパス>
今年も、いろんなIT業界のニュースがありました。「つぶやきサイト」のトゥイッター(Twitter)が大流行りしたのも、今年初め頃からでしょうか。
1月中旬、ニューヨークのハドソン川にジェット機が不時着したときも、ハドソン川周辺の方々は、Tweet(現場の生中継)に余念がないようでした。やはり、さえずりの瞬間芸は、人を引きつけるものがあるのです。
おかげで、今年のネット検索第一位の英単語は、Twitter。オバマ大統領の Obama や、新型インフルエンザの H1N1 を押さえてのトップの座です。(The Global Language Monitorの11月末の発表より)

それから、先月号でもお伝えしていますが、とくに印象に残っているのが、アメリカのモバイル分野の動き。グーグルさんのケータイ基本ソフト「アンドロイド(Android)」がいろんなスマートフォンに採用されてきて、急に広がりを見せているのです。
そろそろアメリカにも、「何でもケータイでやっちゃいましょう」という時代が訪れつつあるのかもしれません。

先月号でも書いておりましたが、このアンドロイドを採用する各社が目指しているのが、「打倒、iPhone(アイフォーン)!」。言わずと知れた、アップルさまの世界的超人気スマートフォンを追い越せ!と、みなさん鼻息が荒いのです。
で、今年一年、個人的に印象に残ったことといえば、他でもない、このアップルさまのキャンパスに初めて足を踏み入れたということでしょうか。
 


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わたしがIT業界で勤めた何年という間、残念ながら、アップルさまと直接商売をする機会はありませんでした。ですから、ここシリコンバレーでも、フリーウェイ280号線に乗るときに、アップルさまの白亜の本社を横目で眺めていたくらいでした。
ところが、「ランチを食べにおいでよ」とアップルに勤める友達に誘われたのをきっかけに、クーパティーノにある本社キャンパスを訪れ、カフェテリア Caffé Macsでお昼を食べる栄誉をいただきました。
「なんだ、ランチか」と軽んじてはいけません。本社に足を踏み入れるということは、この会社の雰囲気が手に取るようにわかるのですから。

そう、わたしだって、シリコンバレーのITスタートアップで苦労した身。あちらこちらの大小企業を訪れ、「ここは勢いがあるなぁ」とか「なんだか役所みたいだなぁ」とか、組織の雰囲気を嗅ぎ分けるスキルは、ちょっとは持ち合わせているのです。
そして、思ったのでした。アップルさんって、なんだかピリピリしているなと。いつか本社キャンパスを訪れたグーグルさんの「はつらつとした」雰囲気とは対照的です。

このときは5月下旬で、創設者のひとりであり現CEO(最高経営責任者)のスティーヴ・ジョブス氏は病気療養中でした。いったい全体、ジョブス氏が戻って来られるかどうかもわからない、アップルにとっては暗黒の時期ではありました。
それにしても、空気がピリピリしている! みなさん、何かの締め切りに追われているのでしょうか。


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そして、カフェテリアから眺める限り、白人のエンジニアがほとんどなのです。このキャンパスのあるクーパティーノという街は、シリコンバレーでも特にアジア系住民の多い場所。その中にあって、白人が大多数の空間があるなんて、ちょっと意外に感じたのでした。それに、シリコンバレーのIT企業は、中国系やインド系のエンジニアが多いと相場が決まっているではありませんか。

けれども、何系にしたって、やはり、みなさんお利口さんの顔立ちですね。しかも、漏れ聞こえる会話からも、理知的な話題を楽しんでいらっしゃる。というわけで、みなさん人当たりはすごく良いけれど、どことなく「くずれない」印象。
でも、キャンパスの芝生を闊歩する中には、1970年代のロックンローラーを彷彿とさせるような長髪のエンジニアがいたりして、ちょっと読めない部分もありました。きっと、ああいうベテランの方々は、オリジナルのマッキントッシュの頃(1980年代)から勤めていらっしゃるのかもしれませんね。
 


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というわけで、おいしくてヘルシーなランチをいただきながら人間ウォッチングを楽しんだのですが、やはり iPod や iPhone を作り出す会社はすごいですね。
何がって、どこまでも強気の態度を崩さないから。「僕らの製品を独占で売りたいんだったら、お安くないよ」と、天下の携帯キャリアに対しても厳しい条件を突き付けていらっしゃるそうなのです。
そう、2年半前に初代 iPhone が登場したときから、米独占キャリアは AT&T Mobility。この AT&T を相手にしても、アップルさまはひるむことはありません。

いえ、通常、こんなメーカーなんて、あり得ないでしょう。普通なら、「お願いですから、我が社の製品を売ってください」と、キャリアさまにお願いするのが筋なのです。
天下のソフトウェア会社マイクロソフトだって、最新の検索サービス「Bing(ビング)」をブラックベリー端末のトップ画面に載せてくださいと、米キャリア最大手の Verizon Wireless にたくさん支払っているそうですよ。

いやはや、そういう意味では、アップルさまは、もう普通の会社ではなくなっているわけですね。

というわけで、今年もアップルさまの強気が目立った一年となりましたが、来年は対抗馬としてどんなサービスが出現するのか、とても楽しみなところではあります。

<財産と税金>
以前どこかで書いたことがありますが、アメリカには、こんな有名な言葉があるのです。「この世には、死と税金ほど確かなものはない(in this world nothing can be certain, except death and taxes)」


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これは、アメリカ独立の功労者ベンジャミン・フランクリンの言葉なのですが、今でも、税金の話になると、必ず引用されるような名言となっています。だって、税金からは逃げられないんだから、いさぎよくあきらめなさいよと。
まあ、税金の話に限らず、逆説的に「世の中というものは、それほど不確定要素が多い」という意味でも引用されることもありますが。

ところがどっこい、なんとも信じられないことに、来年(2010年)はアメリカには遺産相続税(estate tax)がないそうなのです。ということは、この一年間、誰かが亡くなって何億円かを子供たちに相続しても、国の税金はゼロ!?
なんでも、ブッシュ前政権のときに始まった相続に関する税制優遇措置が、今年いっぱいで切れてしまうのですが、その代わりになる国の相続税の法案が連邦議会で通っていないのです。時間切れで法律がないものだから、年が明けると、自然と相続税が課せられなくなる。(州が相続税を課す場合は、現行通りのようです。)

それにしても、どうしてこんなことに? ご存じのとおり、ブッシュ前大統領は共和党の政治家なので、お金持ちに対する優遇措置には異常なまでに気を配っておりました。ですから、それまでは百万ドル(およそ1億円)以上の遺産には55パーセントの相続税が課せられていたものが、ブッシュ政権誕生時の2001年から9年間は、350万ドル(約3億円)以上であっても45パーセントの課税と、相続税が大幅に軽減されていたのでした。
けれども、現オバマ政権と連邦両院(上院と下院)がすべからく民主党に押さえられている御代で、そんなことが許されるわけがありません。それに、今は上から下への歴史的な財政難。ですから、大事な財源である相続税を見直そうと、議会はがんばっておりました。
が、なにせ今年は、経済の立て直し、イラク・アフガニスタン戦争、医療保険制度の改革と、他に重要な議題が盛りだくさん。とくに医療保険に関しては、週末返上で年末ギリギリまで大もめの状態です。そんなこんなで、あえなく時間切れとなったのでした。

このニュースにほくそ笑んでいるのは、大金持ちの親類縁者でしょうか? そう、ちょっと病気を患っているような大金持ちの縁者たち・・・。

まあ、億単位の遺産相続なんて、一般市民には縁のないお話ではあります。けれども、自ら起こしたビジネスが成功して財を成した人の多いシリコンバレーでは、まったく無縁のお話というわけではありません。ですから、自分が死んだら財産はどうしましょうと、生前にきちんと遺言をしたためておく人が多いのです。
そして、ちょっと驚きではありますが、日頃から計画的に巨額の寄付をする人も多いのです。なぜなら、この身が滅んで身内に財を残すよりも、社会に還元した方が有益だと信ずるから。

実は、アメリカという国自体、国民に寄付を奨励する制度が徹底しているのですね。それは、寄付をした金銭や物品が税金控除の対象になるという制度です。
たとえば、毎年4月、個人で確定申告をするときに、前年に寄付した額を控除申請する方法があります。これは、どんな小額でも構いません。慈善団体に10ドルの寄付をしたとか、古着や使わなくなった電化製品を寄付したとか、そんな些細なことでいいのです。
ですから、感謝祭やクリスマスの年末になると、単に人助けというばかりではなくて、「税金対策」のためにせっせと寄付をする人が増えるのですね。

それから、もっとお金がある場合は、自分の財産を非営利団体(nonprofit organization)に寄付して、老後はこの団体から年金をもらうという方法もあります。
たとえば、サンフランシスコの公共放送局KQEDはこの方式を採用していて、一般人からの寄付金を放送事業に有効に運用しています。

そして、もっとお金がある場合は、基金(private foundation)を設立して、自分の財産を個人所有ではなくする方法もあります。
これには、1960年代にシリコンバレーの元祖ヒューレット・パッカードの創始者が設立した、ヒューレット財団やパッカード財団がありますし、近年、マイクロソフトの創設者ビル・ゲイツ氏が心血を注いでいるビル&メリンダ・ゲイツ財団もあります。


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ご存じのとおり、この世界一大きいゲイツ財団には、投資の神様ウォーレン・バフェット氏が財産の半分を寄与することを約束しています。(バフェット氏は「自分でやるよりも、ゲイツ財団に寄付した方がうまくやれる」と思ったのだそうです。)

いずれにしても、この基金のキーワードは、慈善事業(philanthropy)。自分のためではなく、人のためになること。ですから、社会に貢献する非営利団体に補助金を出すことを目的に、基金が設立されるのです。
そして、そんな基金を奨励するために、国は税制優遇措置を採っているのです。財を築いたら、自分だけでガメないで、世のために還元しなさいと。

シリコンバレーでも、寄付はさかんです。有名なところでは、インターネットバブルの頃、母校のスタンフォード大学にポンと2億ドル(およそ200億円)を寄付した、ヤフーの創始者ジェリー・ヤン氏の例があるでしょうか。こういうのは、ちょっと驚きの話に聞こえますけれども、実は、母校に何百億円単位で寄付するというのは、珍しい話ではないのですね。


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毎年、律儀に寄付をなさっている方の中には、インテルのCEOポール・オテリーニ氏があるでしょうか。彼はきっと音楽好きなのでしょう、例年サンフランシスコ・シンフォニーに25万ドル(2千万円強)ほど寄付なさっています。どうして知っているかって、年末のシンフォニーのプログラムには、寄付した方々がずらっと掲載されるから。
(いやはや、こういうのを眺めていると、寄付した額と人数の多さに唖然とするばかりなのです。だって、過去の3年間で15億円ほど寄付した個人もいるんですよ!)

それから、先日、こんな話もありましたね。地元のサンノゼ・マーキュリー紙が、ホームレス施設の資金難を報道するがいなや、偶然にも夫婦二組が10万ドル(およそ1千万円)ずつをポイッと寄付したと。
もちろん、厳しい冬に向かう中での報道に心を痛めたことがあるのでしょうけれど、ダンナさまのひとりは、「僕のワイフへの誕生日のプレゼントなんだよ」ともおっしゃっていました。(なるほど、プレゼントというのは、ダイヤの指輪ばかりではないんですね。)

まあ、シリコンバレーの中にも、やれ豪邸だ、ヨットだ、自家用ジェット機だと他を顧(かえり)みない人々はいますよ。けれども、そういうのは、心の中をむなしさで埋め尽くしているようなものかもしれません。
そして、日本だって、税制優遇を施して、どんどん寄付を奨励すべきなんだと思うのです。そうしたら、「格差社会」だとか「ねたみ文化」だのは、少しは解消されるのではないでしょうか。

そう、昔っから言われているではありませんか。金は天下の回り物と。ある程度、生活に困らなくなったら、ババ抜きのジョーカーみたいに、さっさと次の人に回しちゃった方がいいものなのかもしれませんね。
 


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だって、金持ちは自分ひとりで金持ちになったわけではないでしょう。それに、がめつくお蔵に貯め込んだにしたって、札束を墓場に持って行くことなんてできゃしないんですから。

というわけで、今年もご愛読ありがとうございました。

どうぞみなさま、お健やかに新年をお迎えくださいませ。

夏来 潤(なつき じゅん)

 

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